話題の映画『イニシエーション・ラブ』
※たぶんネタバレ含みます
今、話題沸騰中の映画『イニシエーション・ラブ』。
自分はこの作品を小説で読んでいるので「なんだかなー」と思いながら眺めているわけですが。
同映画の様々な仕掛けと「ヒント」が隠されたユニークな予告編が公開された。今作は、発行部数140万部を突破した衝撃のベストセラー「イニシエーション・ラブ」(乾くるみ著 原書房/文春文庫刊)を堤幸彦監督が映画化したもの。
1980年代後半の静岡と東京を舞台に、合コンで出会った2人、就職活動中の奥手な大学生・鈴木(松田)と歯科助手・マユ(前田)のぎこちない恋愛模様を描いた静岡編(Side-A)と、就職して上京した鈴木が静岡に残ったマユと遠距離恋愛を始め、その関係が徐々に崩壊し三角関係となる美弥子(木村文乃)が登場する東京編(Side-B)の2編で綴られる青春ラブストーリー。
小説のときもそうだけど、広告が大げさすぎるんだよなぁ。
カラクリに気づいて欲しいのもわかるけど、過大広告過ぎて警戒してしまうのがダメだな、個人的には。
小説でも警戒しすぎて読んでる途中でネタがわかってしまったし。
言われなくても気づく人は最後に気づくから、イチイチ大袈裟に言わなくてもいいっての。
この宣伝が作品を台無しにしてるんだよなー。
もったいない。
マユ役:前田敦子
この話の要であるマユ役は前田敦子らしいね。
悪女としては適任かもしれない(イメージで言ってるだけ)。
なぜ悪女かは、まぁ小説読むなり映画を見るなりしてください。
小説の方が気づいた時の衝撃が大きいと思う。
でもこれだけ騒がれたら正直つまらないと思う。
何も言われずに勧められて、最後に「あれっ?」って気づくときの戦慄はいいよ。
もうそれは得られないと思うけど。
というわけで、もし小説を読みたいと思った人は、この「イニシエーション・ラブ」ブームが去ってから読むことをお勧めする。
ちょっとネットの噂を見た限りでは、原作とは少しだけ違った結末らしい。
けど本筋は一緒っぽいね。
ここでどう上手く見せるかはマユ役にかかってるところが大きいと思う。
そういう意味では、前田敦子が演じるのはなかなか面白そうだ。
悪女の点では問題なさそうだが、マユの小悪魔的なかわいさを出せるかは・・・どうかってところですな。
前田敦子はアイドルよりは女優の方が向いてる感じがするからアリなのかもしれないね。
でもアイドル上がりっていうのはずっと付いて回るものだ。覚悟すべし。